藍染めについて
化学染料を使用していない藍は生きものです
色素が呼吸をしています
染色後でもまだまだ変化しやすい状況が続きます
それも藍染めの魅力です
藍は身に付けている間も
心地よく着る人に寄り添います

【徳島・本藍染めについて】
◎阿波徳島の本物の藍
他国にも藍染はありますが、徳島は藍染めの元となる藍染料
「蒅(すくも)」づくりの本場として現在もその伝統が引き継がれ、
徳島でつくられた蒅(すくも)を阿波藍と呼びます。
藍の葉から作られる“すくも“は今や減少の一途をたどる貴重な染料で、
そこに天然の灰汁を加え発酵させて染液をつくる大変な作業です。
私達の製品は、今では化学薬品を用いて染められることが多くなった
藍染の中でも本物にこだわり、化学染料を使わず先人の知恵に習い
天然の恵みだけで染めた徳島の本藍染めをを使用しています。
◎藍の効果
藍には抗菌作用、防虫、防腐、防臭、保温、保湿、紫外線カットなどの効用があります。
化学薬品を一切使用していない藍染めは、赤ちゃんの産着としても使用でき
アトピー性皮膚炎の予防・緩和にも役立つといわれています。
◎日本ならではの藍を楽しむ
「青は藍より出でて藍より青し」藍染めの青い色は
“Japan Blue”として世界に知られた深く鮮やかな日本を代表する色です。
全て手作業で時間と手間をかけ染め上げた美しい藍の世界は奥深く
使い込み洗濯を繰り返すうちに色が落ち着いていきます。
使えば使うほど柔らかく、馴染んでいく風合いが特徴で、
使う人それぞれのお手入れでの仕方で魅力を増していく
自分だけの1枚として育てていく過程もお楽しみ頂けます。
◎色移りしにくい本藍染め
藍染というと色落ちし続けるので、お洗濯が大変と
言うイメージをもたれている方が多いかもしれませんが、
本藍染は色移りがしにくいといわれています。
染め上がった後の2、3回は繊維表面に付着した余分な藍が落ちますが、
その後は藍染で一番気になるお洗濯の手間も少なく
白いシャツと重ねて着用しても安心です。
店頭に並ぶ藍染と書かれた商品の中には阿波藍を使った本藍染ではなく
化学的に染色可能な状態にされた藍を使っている物や、
藍に化学染料を混入した物もあります。
それぞれの製品にはそれぞれの良さがありますが、
本藍染も沈殿藍も化学染料も区別することなく
ひとくくりに藍染として表記し扱われている為、誤解を招いているようです。
◎お手入れついて
洗濯は洗濯石鹸で軽く手洗いし、陰干しでお願いします。












