藍染の美しさを求めて

藍染を施したワンピース。

 

 

今回は本場徳島の阿波藍にこだわりました。

 

 

徳島はとても美しい街です。

 

 

阿波の風土を映すように深い魅力がある藍の色は、
タデ科に属する1年生草本の葉に含まれる青藍を染料として生まれてくるもので、この染料をとるために徳島では古くから藍が栽培され、さまざまな藍製品が染め上げられてきました。

 

そんな藍の色相は他の色彩の及ばない鮮やかさと深みがあり、使いこむごとに色合いと風合いが馴染んできます。
自分で育てていくうちに、どんどん愛着も沸いていくことと思います。

 

数年後の色合いが楽しみになりますね♪

 

藍は藍液の中では発色せず空気に触れることにより青く変化してきます。

 

藍に一度浸けたときの色は、かめのぞき。

次にみずあさぎ。

あさぎそらいろ。

花いろ。

なんど。

並紺。

中紺。

濃紺…..。

と色が濃くなって行きます。

 

好みの濃度に染まるまでこの作業を繰り返します。濃紺色に染めるには何十回も繰り返します。

 

黙々と、、、

気が遠くなるような作業です。

 

 

写真は、深い色合いと手染めの良さにこだわりを持ち日々制作しているという職人の加藤さん。
いつも丁寧な仕事ぶりには本当に頭が下がります。

 

丁寧に作られたものは大切にしていきたいという気持ちになります。
少しづつ自分の風合いに育っていく過程も楽しみの一つですね。